決算期は同業他社を意識しよう

決算数値の傾向は同業種では似通いやすい

決算が多数出る時期は、同業他社の決算数値を意識したほうがよい。

当たり前だが、同じ業種であれば、同じような事業環境の影響を受けるので、決算数値の好悪が似通いやすい。

7/30に出た某業種の企業Aの決算数値がよかったとする。同一業種の企業Bの決算が8/2に控えているなら、Bの数値もよいものが出ると予想して先回りして買うのは一つの手だ。

もちろん同じ業種であっても、決算傾向がまだら模様になり、いい企業もあれば悪い企業が現れることもある。しかし、大まかな傾向としては業種ごとの経営成績は似通いやすいのである。

似通った企業の探し方

似通った企業を探す簡単な方法は、四季報の【比較会社】を見ることである。

神戸製鋼であれば、下図のような比較会社が表示される。

神戸製鋼比較会社

業績予想の前提がどうなっているか調べることも重要

同一業種の企業であっても、企業Cは予測を上回る業績で、企業Dでは予測通りの業績となるかもしれない。

企業ごとに業績予想の前提が違っていることがあるので、前提も調べておくとよい。為替レートや原油価格などをどのように想定して業績予想を作っているか調べるのである。

また、過去の予測と実績を比較して、保守的に予測を企業なのか、そうでもないのかを調べるとサプライズの有無を予測しやすくなる。

↓東洋経済や日経が出版している業界地図を読んで、同一業種の企業を記憶しておくと尚良いだろう。

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