投資の手法は理論化できなくてもよい

有名個人投資家のcis氏が「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」という投資の本を出版した。

その中に出てくるのだが、投資の世界にはなぜそうなるのかわからないけれども起こる現象がある。例えば、A株とB株は全く無関係なのに、株の上げ下げが連動しやすい等だ。

こういった現象がなぜ起こるのか、合理的な理由付けをしようとしても難しい。投資家が行うべきなのは、こういった現象の理由解明ではなく、こういった現象を利用していかに利益をあげるかなのである。

だから、株価を眺めていて、なぜそうなるのかわからないけれども、起こる現象があって、それを利用して儲けられるのであれば、それでいいのである。

株式投資の手法を理論化して、いちいち合理的な説明を付せなくても問題はないのだ。

ただ、こういった合理的な理由のない現象はいつの間にか起こらなくなることもあるので、その点は注意しなければならない。

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