時価総額が小さい銘柄は吹きやすい
あたりまえといえばあたりまえですが、時価総額の小さい株は、大きめの注文が入ると株価が一気にあがります。これを利用して、仕手筋は時価総額の大きすぎない株を対象にしてきますし、時価総額の小さい株に材料が出たときは、株価が大きくあがる傾向があります。
時価総額の小さな株をあらかじめ仕込んで、吹き上がるのを待つのは有効な戦略かもしれません。ただし、この投資法は邪道な方法ですのでお勧めできません。こういう考え方もある、という程度に受け止めてください。[adsense]
時価総額の小さい銘柄を探そう
yahoo!ファイナンスには、時価総額順に銘柄を並べる機能があります。時価総額下位をクリックすると時価総額が小さい順に銘柄が表示されます。
ここから吹きそうな銘柄を選びます。
コツは下記の銘柄を避けることです。
増担保、代用掛目規制になっている銘柄・・増担保は、信用取引で売買する際に通常より多く担保がとられる銘柄です。代用掛目規制は、保有する有価証券が信用取引の担保として評価される際に、通常より少なく評価されることをいいます。どちらも、株式の売買高を減少させますので、これらの規制がついている銘柄は仕手化しにくいと思われます。
1,000株単位の銘柄・・現在、多くの銘柄は100株単位で取引されていますが、一部は1,000株単位となっています。なぜかはわかりませんが、1,000株単位の銘柄は上がりにくい印象が筆者にはあります。
極端に出来高が少ない銘柄・・極端に出来高が少ない銘柄が仕手筋がくることはまずないと思います。なぜなら、事前に集めることができないからです。出来高についての記事はこちらです。
福証、名証、札証銘柄は避ける・・東証以外に上場している銘柄は出来高が少ないことが多いので避けた方が無難でしょう。証券会社によっては、これらの市場に上場している銘柄を取引できないこともあります。
またこの投資法に向いている銘柄を探す際は、チャートを見てみて、ところどころ吹き上がっている銘柄を選ぶといいでしょう。
注意:時価総額が低いのはそもそもそれほど業績がよくないから
時価総額が低い銘柄は、業績がよくない銘柄の割合が多いです。ですので、この投資法を採用する際は、少額を掛けるようにしましょう。大量に時価総額の低い株を買うと売りさばくのも大変です。
ご参考まで:時価総額の低い銘柄のチャート
ジェイ・エスコムホールディングス (3779)
ジェイホールディングス (2721)
システム・テクノロジー・アイ (2345)
クリエアナブキ (4336)
いかがでしょうか。時々、株価が高騰しています。繰り返しますが、この投資法は参考程度にとどめておいて、実行する際は、自己責任でお願いいたします。