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デイトレのメリット、デメリット

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デイトレードとは何か?

デイトレード(略して「デイトレ」)とは何でしょうか?それは、売買をその日のうちに完結させる取引手法のことです。銘柄を買ったなら、その日中に売ってしまい、次の日には持ち越しません。その日中にその日の取引を手じまいします。[adsense]

デイトレよりさらに取引を短期間にしたものスキャルピング(略して「スキャル」)といいます。ただ、株式の保有時間が何分未満ならスキャルであるといった、客観的な指標があるわけではありません。

このブログは、ファンダメンタル分析に基づいて、数日から1,2年株式を保有するスタイルを念頭に置いて書いていますが、デイトレのメリット・デメリットについても説明しておきたいと思います。

デイトレのメリット

デイトレのいいところは、なんといってもその日のうちに取引が完結することです。株式市場は、基本的に9時~15時(間に昼休みをはさみます)に開いています。それ以外の時間帯は基本的に取引ができません。株式市場が開いていない時間に大規模な震災や戦争が起きると、間違いなく買いポジションは損失をこうむることになります。企業の適時開示も、大部分は市場が閉まった後、15時以降にでるので、翌日の寄り付きは株価が大きく変動してしまいます。デイトレードは、これら取引時間外に起きる出来事の影響を受けずに済むのです。この点から見ると、デイトレードはとても守備力が高い手法だといえます。

取引をその日中に終わらせることを「日計り(ひばかり)」、取引を翌日以降に持ち越すことを「持越し」「オーバーナイト」などと呼びます。

東日本大震災では売ろうと思っても売れない日が続いた

2011年3月11日に起きた東日本大震災は、金曜日の14時46分におきたため、多くの投資家は買い取引を持ち越しました。週末にかけて、震災の規模や原発に関するニュースが報道されると市場は大パニックに襲われ、翌週の株式市場はストップ安が頻発しました。日経平均は3月11日の終値が10,254円ですが、二営業日後の終値は8,605円にまで下がっています。この間に、翌日以降に取引を持ち越すスタイルの多くの投資家が資産を大幅に減らしています。

こうした状況においても、取引を持ち越さないデイトレはダメージを受けません。これがデイトレの最大の強みです。

デイトレのデメリット

デイトレのデメリットは何かというと、デイトレで継続的に勝てる手法がオープンになっていないことです。デイトレで継続的に勝っている人はいます。しかし、どうすれば勝てるかを説明はしてくれません。基本的に自分で学び取るしかないのです。一方、ファンダメンタル分析の手法は、ほとんどがオープンになっており学習が可能です

ファンダメンタル取引は時間軸を伸ばすことでリターンを得られる可能性があがる

ファンダメンタル取引の基本は、価値と株価に差がある銘柄を取引することです。乖離した価値と価格が、大まかに一致するには時間が必要です。時間が長く経てば経つほど、株価は企業の本来の価値に収斂していくでしょう。ファンダメンタル系のスイングトレードは、取引を翌日以降に持ち越すリスクを負うかわりに、儲ける可能性を高めているといえるでしょう。

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