多くの決算情報は、場が引けたあとの15時以降に発表されますが、場中に発表されることもあります。
場中に発表された決算情報を見て、割安だと思って買ったり、割高だと思って空売ったりすることがあるかと思います。
そうした際に、自分が予想したような値動きにならなかった場合は、翌営業日まで持ち越して様子を見るのがいいかと思います。
なぜなら、場中の決算をリアルタイムで読んでいる投資家はあくまで一部だからです。場が引けてから、まとめて決算を読み、場中に決算を出した銘柄に対しても翌営業日に注文を出してくる投資家は大勢います。
たいていの決算情報は織り込まれるまでに時間がかかる
場中の決算について上述しましたが、引け後の決算についてもその内容が株価に反映されるまでに時間がかかることが多いです。
例外はとても良かった決算でしょうか?誰がどう見ても素晴らしい数字が出た決算は、ストップ高を繰り返し、フェアバリューまで一気に買われることが多いですが、「ややよかった」程度の決算の場合は株価に織り込まれるまでに日数を要するように思います。
この記事のまとめとしては、場中に出た決算にせよ、引け後に出た決算にせよ、自分が思ったような反応をしなかったからといって即決済するのは待った方がいいということです。
ただし、空売りの場合は、決算が悪くてもいつまでも株価が下がらず、報われないことが多いので、早めに決済してもいいかと思います。
また、これらの指針は、地合を考慮してなされるべきです。